この記事では、Salesforce の変更セット開発モデルについて、以下のことを記述しています。
- 変更セット開発モデルにはどんな特徴がある?
- 変更セットを送受信可能な組織の条件は?
変更セット開発モデルとは?
Salesforce 開発には大きく分けて以下の3つの開発モデルがあります。
- 変更セット開発モデル
- 組織開発モデル
- パッケージ開発モデル
変更セット開発モデルはこの中で最も簡単な開発モデルです。
UIを使った開発で、テスト環境での動作確認をしてから本番環境にリリースしたいという場合は、まずこの変更セット開発モデルから検討します。
開発の規模が大きくなり、ソースコードをバージョン管理システムで管理したいとなった場合にはその他の開発モデルを検討する必要が出てきます。
開発の流れ
変更セット開発モデルは、以下のような流れで行われます。
- チームの各メンバーが独自の Developer Sandbox で、割り当てられたカスタマイズを作成します。Developer Sandbox には本番データが含まれません。
- チームの各メンバーが、各自のカスタマイズを自身の Developer Sandbox から共有の Developer Pro Sandbox に移行して統合します。Developer Pro Sandbox には本番データが含まれませんが、テストデータを取り込むことができます。
- ユーザ受け入れテストでは、Full Sandbox を使用して本番組織の完全レプリカを作成します。Full Sandbox には本番データが含まれます。
- 本番組織にリリースします。
変更セットを送受信できる組織について
組織間で変更セットを送受信するためには、変更セットを受け入れる組織で、その変更セットを受け入れるための接続を承認する必要があります(リリース接続)。
リリース接続は本番組織に関連づけられている組織間のみ行うことができます。したがって、例えば Developer Edition を開発に使うことはできません。
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