この記事では、関連リストから新規レコードを作成する際、他のレコード情報から取得した初期値を入力する方法を記述しています。
カスタムボタンの作成
例として、取引先の関連リスト「取引先責任者」の新規ボタン押下時、
取引先の「テスト」項目 (API名 TestA__c) の値を取引先責任者の「引継ぎテスト」(API名 TestC__c)
にデフォルト表示することを考えます。
「設定」→「オブジェクトマネージャ」→「取引先責任者」→「ボタン、リンク、およびアクション」→「新規ボタンまたはリンク」と進みます。
次にURLを入力します。
基本的には関連リスト取引先責任者「新規」ボタンで開くレコード入力画面のURLをコピーして貼り付ければ良いと思います。
URLを貼り付けた後で、以下を修正します。
- defaultFieldValues=TestC__c={!Account.TestA__c} を追加(引き継ぎ項目を追加する場合は、カンマ区切りで(子項目名)=(親項目名)を追加していく)
- uid=… の部分を削除
- backgroundContext=… のレコードID を {!Account.Id} に変更
カスタムボタンをレイアウトに追加
取引先のページレイアウトで、取引先責任者の関連リストのスパナマークをクリックしプロパティを開きます。
そこで標準の新規ボタンのチェックを外し、上記で作成したカスタムボタンを選択します。
これで関連リストの新規ボタンが置き換わっています。実際にボタンを押すと、初期値が入力されていると思います。
コメント