この記事では以下の内容について書いています。
- Salesforceのレコードをインポート、エクスポートするときに使用する機能は?
- 各機能の使い分け方は?
インポートで使用する機能
データインポートウィザード
データインポートウィザードは、Salesforce組織の [設定] メニューからアクセスできるので手軽に使うことができます。
一方で制限もあり、一度にインポートできるレコードの最大数は 5 万件、さらにインポートできる標準オブジェクトは
- 取引先と取引先責任者
- リード
- ソリューション
- キャンペーンメンバー
に限られており、それ以外の標準オブジェクトはインポートできません(カスタムオブジェクトはインポート可能)。
データローダ
データローダは、クライアントアプリケーションであり別でインストールが必要ですが、以下のようにデータインポートウィザードよりできることが広いです。
- 一度に500万件までレコードを読み込める
- UIだけでなくコマンドラインでも実行できるので、APIコールを利用してインポートプロセスを自動化できる。
インポートのまとめ
[設定]メニューから手軽にインポートしたいときはデータインポートウィザードを使えばよいですが、以下の場合はデータローダからインポートしましょう。
- インポートするレコードが5万件を超える場合
- データインポートウィザードで対応していない標準オブジェクトをインポートする場合
- インポートプロセスを自動化したい場合
エクスポートで使用する機能
データエクスポートサービス
Salesforce組織の [設定] メニュー → データのエクスポートから使用できる機能です。
組織の全データをCSVファイルでエクスポートできます。
手動でのエクスポートの場合、7日ごと、または29日ごとにエクスポート可能になります。また、1週間あるいは1か月間隔で自動エクスポートすることも可能です。
エクスポート可能な実行間隔は Salesforce 組織の Edition によって異なります。
7日ごとの手動実行、または1週間ごとの自動実行可能な Edition
- Enterprise Edition
- Performance Edition
- Unlimited Edition
29日ごとの手動実行、または1か月ごとの自動実行可能な Edition
- すべての Edition
データローダ
データローダはインポートだけでなくエクスポートでも使用できます。
コマンドラインからも実行できるので、エクスポートプロセスを自動化する場合や、API を使用して別のシステムに統合する場合に便利です。
エクスポートのまとめ
基本的には[設定]のデータのエクスポートで十分だと思いますが、エクスポートプロセスの自動化や別システムとの統合をしたい場合はデータローダを使いましょう。
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