Salesforce 管理者をやっていると、ユーザーからの「Salesforce にログインできない」という問い合わせは度々起こります。
今回はそんな時の対処法をまとめてみました。
基本的な対応
- 設定ページの上の検索欄で対象ユーザーを検索し、そのユーザーのページに遷移
- ログイン履歴の欄を確認
- 「パスワードが無効です」となっている場合:パスワード間違い
- 忘れている場合はリセットが必要(ユーザー自身でも管理者でもリセット可能)。
- ログイン履歴自体が残っていない場合:パスワード以前の問題
- ユーザー名が違う
- (ブラウザ)ログインURL間違い
- (スマホアプリ)Sandboxの方にログインしようとしている 等々
- 「パスワードが無効です」となっている場合:パスワード間違い
いずれの場合も、「パスワードのリセット」ボタンを押せばユーザーに再設定メールが飛ぶので、急ぎの場合や原因がわからない場合はそうします。
スマホアプリ(Salesforce Authenticator) による多要素認証のトラブル
現職場では多要素認証に Salesforce Authenticator を使用しているため、それに関する問い合わせも多いです。よくあるパターンを挙げてみます。
スマホを忘れて多要素認証ができない
スマホを忘れて認証ができない場合は、仮の確認コードを発行して対処します。
コードを生成すると、ユーザー名とパスワード入力後にコードの入力を求められるようになり、多要素認証を代替できます。
コードの有効期限は1~24時間の間で設定できます。
新しいスマホに変えてから多要素認証の通知が来なくなった
機種変更時は旧スマホでバックアップを取るのが正しいやり方のようです。が、一度設定をリセットして再度設定してもらう方がわかりやすいと思います。
アプリケーション登録: Salesforce Authenticator の [切断] をクリックして設定をリセットします。それから新しいスマホで改めて初期設定を行ってもらいます。
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