ユーザーの作成時に権限セットや公開グループの割り当てを行うことは多いと思います。
しかしユーザー作成とそれらの割り当てを1アクション(1画面)で行えないためプチストレスになります。
今回はそんな悩みを解決する、「ユーザーアクセスポリシー」機能のご紹介です。
ユーザーアクセスポリシーとは
ユーザーアクセスポリシーは、ユーザーの作成・更新時の自動処理を設定できる機能です。
以下について自動で 割り当て/削除 を行うことができます。
- 権限セット
- 権限セットグループ
- 権限セットライセンス
- パッケージライセンス
- 公開グループ
- キュー
設定方法
ユーザーアクセスポリシーの有効化
「設定」→「ユーザー管理設定」でユーザーアクセスポリシーが有効になっていることを確認します。
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ユーザーアクセスポリシーの作成
「設定」→「ユーザーアクセスポリシー」とページ遷移し、「新規ユーザーアクセスポリシー」からポリシー名とAPI参照名を入力して保存します。
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保存後の画面で「条件を編集」をクリックし、対象となるユーザーの条件と、条件に一致した場合のアクションを設定します。
今回の例では有効な標準ユーザーを対象に、「Sales Cloud ユーザー」権限セットを付与します。
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このままではまだ自動処理は有効化されていません。「ポリシーを自動化」をクリックし、トリガーの条件を指定して有効化します。
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所感
すでに弊社ではプロファイルが担っていた役割を権限セットに移しているので、この機能は重宝しています。
ただし条件を満たすポリシーが複数あった場合、どうやら順序の小さい方のみ実行される仕様のようで、そこが不満に感じています。どちらも実行されてほしい・・・。
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